2010/12/23

悲しい出来事



今日は哀しい光景を目にした。
猫は昼間人間のお母さんの仕事場にいるのだけど、ちょうどその前の交差点に見知らぬ犬さんが繋がれていて、ひゃいん、ひゃいん、わぉーーーーん、と鳴いていた。
誰かが通るたびに一生懸命尻尾を振って鳴いていた。




人間のお母さんは、あの子はもしかして置いてきぼりにされたんじゃないかって言ってたし、事務所のシャチョーさんはきっと用があってちょっとの間繋いでるんだが、って言う。でも、用があって交差点に犬さんを繋ぐかな???




そうやって時間が過ぎ、やがて小さな車がやってきた。作業服を着た男の人が2人降りてきて、固く結んだリードを解いて首輪をチェックしたりお腹の辺りを覗き込んだりしていた。犬さんは助けに来てくれた男の人たちに一生懸命尻尾を振っていた。ああ、よかった!と思った。
そしたら人間のお母さんが「保健所の人だね。1週間の猶予しかないけど飼い主がちゃんと引き取りにきてくれたらいいね、あずちゃん」としんみり言った。
犬さんが可愛そうだった。もう年もとっていた。猫は人間のお母さんと出会って家族になったけど、あの犬さんは家族だと思っていた人に捨てられた。。。。人間のお母さん、あずきを捨てないでね!!!!!

捨てるもんですか!あずちゃん!ずっと一緒だよ(涙)

(書きながらぐすぐすになった人間の母であった。 あのワンちゃんにどうか明るい未来がありますように。)